子宮頸がんワクチン

国内では、子宮頚がんなどのHPV(ヒトパピローマウイルス)を予防するワクチンを以下の3種類です。
2価:サーバリックス(GSK)
◎ 4価:ガーダシル(MSD)
◎ 9価:シルガード9(MSD)

ヒトパピローマウイルス感染症とは

・性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされ、子宮頸がんの他、肛門がん、膣がんなどの癌や、尖圭コンジローマ等の関りもわかっています。
HPVにはいくつかの種類(型)があります。

【 定期接種 】
小学校6年~高校1年相当の女子を対象

【 キャッチアップ接種対象 】
平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの女子で未接種の方

2価:サーバリックス(GSK)
2種類(16型・18型)
**1回目の接種後から標準1カ月後(最低1カ月以上あけて)に2回目の接種、1回目の接種から標準6ヶ月の間隔(2回目から最低2カ月半以上)をあけて3回目の接種を行います。
4価:ガーダシル(MSD)
4種類(16型・18型 + 良性の尖圭コンジローマの原因になる 6型・11型)
**1回目の接種後から標準2カ月後(最低1カ月以上あけて)に2回目の接種、1回目の接種から標準6カ月の間隔(2回目から最低3ヶ月以上)をあけて3回目の接種を行います。
9価:シルガード9(MSD)
◆9種類(16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型 + 良性の尖圭コンジローマの原因になる 6型・11型)
《 15歳未満で1回目の接種を実施した場合 》
****・・・2回接種
* *1回目の接種後から標準6カ月後に(最低5カ月以上あけて)
《 15歳以上で1回目の接種を実施した場合 》
****・・・3回接種
* *1回目の接種後から標準2カ月後(最低1カ月以上あけて)に2回目の接種、1回目の接種から標準6ヶ月の間隔(2回目から最低3ヶ月)をあけて3回目の接種を行います。

【2,4価ワクチンと9価ワクチンの交互接種について】
原則として同じ種類のワクチンを接種をお勧めします。医師と相談の上、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能ですが、2価または4価のHPVワクチンを接種した後に9価ワクチンを接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。

*                                 (厚生労働省HPより)

 

Posted by fujita@clinic